フランス語
各言語について紹介するために、実際に教える先生へのインタビューや学生の声をまとめた各言語ページを作成しました!このページには受講した学生の声や実際の発音を収録した音声ファイルも掲載されています。このページを通して第二外国語について知り、履修選択の参考になれば嬉しいです!
先生へのインタビュー
- フランス語はどんな言語ですか?
- フランス語はラテン語を祖語とするロマンス諸語の一つですが、同じロマンス諸語の仲間であるスペイン語やイタリア語などとは異なる独自の進化を遂げてきました。17世紀における言語の規範化と標準化の影響で、人工的な側面も持っています。美しいとも明晰であるとも評される言語として、長い歴史を通じてフランス内外の多くの人々の関心を集めてきました。
- フランス語・フランス語圏の魅力は何ですか?
- 現在、フランス語を共有する世界中の様々な国や地域の総体としてフランコフォニーが形成され、その国際機関が設立されています。フランス語の大きな魅力の一つは、ヨーロッパやアフリカを中心とするフランス語圏の多くの国々の人たちとのコミュニケーションを通じて、英語だけでは知り得ない様々な異文化を学ぶことが出来、世界が何倍にも広がることです。
- 学生に教えるのが難しいところはどこですか?
- フランス語は、英語にはない名詞や形容詞の性数の区別があり、動詞の活用の数も多いので、やや面倒に思われるかもしれません。ですが、これらは全てフランス語を明解で論理的なものにするための手段として、意味があって存在しているのです。皆さんも学習を進めてゆかれれば、フランス語が英語よりずっと分かりやすく出来ていることに気づかれるはずです。
- どんなところで役立つ言語ですか?
- フランス語は重要な国際語の一つであり、国連などの国際機関の公用語の一つとされています。また、一般に国際会議と言われる会議では、文科系と理科系とを問わず、フランス語での発表や発言は、英語とほぼ同数かそれ以上に行われています。ですから、将来国際的な舞台での活躍を目指しておられる方にとって、フランス語が役立つ場面はいくらでもあります。
- どんな学生に受講を勧めたいですか?
- フランスが学術面で得意とする分野は、理科系では数学、医学、航空工学、宇宙開発、建築など、文科系では法学、社会学、文学、哲学など多岐にわたっており、フランス語はこれらの分野を専攻される方にぜひお勧めしたい言語です。文化面では、絵画、映画、バレエ、ファッション、食文化などの分野に関心のある方にぜひフランス語を学んでいただきたいです。
学生の声
- 日本語にない発音で面白かった。
- 発音がなめらかで美しいと感じた。
- 発音の規則が細かく決まっていて、覚えるのが大変だった。
- 単語や語順は英語に似ていてわかりやすかった。
- 日本語とは違って性別によって名詞が区別されているため、慣れるまで時間がかかった。
フランス語の発音
先生からフランス語でメッセージをいただきました!ぜひ本場の発音を聞いてみてくださいね。
日本語訳:
皆様、ご入学おめでとうございます。名古屋大学では、6種類の第二外国語の授業を用意しています。各言語の特徴を理解して、選択しましょう。